マウスピースについて

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「マウスガード」「マウスピース」に対する市民の皆様からのご質問に対し、歯科医師がお答えします。

歯ぎしり用マウスピース(ナイトガード)についてのご質問とご回答。

40代男性:歯ぎしりを指摘された事があります。ナイトガードを作りたい時は、どちらで作れるのでしょうか?

回答:まずはかかりつけの歯科医院に相談してください。かかりつけがなければ受診を希望する歯科医院に直接問い合わせをしてみてください。

 

50代女性:以前、夜間の噛み締めが酷いらしく奥歯が激痛になり歯科医院でマウスピースを勧められ、着けて寝るようにしたら痛みが無くなりました。その後はマウスピースをしなくなりました。最近また違う歯で痛い時がたまにあるのですが、その時に作ったマウスピースを使っても大丈夫ですか?作ったのは2〜3年前です。

回答:作った歯科医院で再度診てもらって見てください。調整が必要な場合もありますし、劣化していていれば使用しないほうがよいかもしれません。

 

睡眠時無呼吸症候群用マウスピースについてのご質問とご回答。

60代男性:10年近く無呼吸症候群の為CPAP治療を続けています。マウスピース型に変えたいと思いますが、どうでしょうか?

回答:一概にマウスピースの方が簡便なので、変えてみましょうとは言えません。睡眠時無呼吸症候群の重症度も関連してくるため、マウスピースの適応になるのか医科主治医の診断が必要となります。また、マウスピースに変えてもCPAPほどの効果が見られない場合もありますので、治療方針について医科主治医との相談が重要です。

 

50代男性:使っていると歯に力がかかってかみ合わせが変わると聞きました。副作用について伺いたいです。

回答:ご指摘の通り、不適合なマウスピースを使用していますと歯に異常な力がかかり歯が動いてしまい噛み合わせが変化することがあります。一部分の歯に力がかかっているなどの違和感を感じましたら調整の必要があります。また、その他の副作用としては、顎関節症、歯痛や顎の痛み(起床時など一過性が多い)、唾液量の増加などがあります。不適合なものを無理して使用し続けることは大変危険です。おかしいなと思われましたら速やかに受診をして下さい。

 

「マウスガード」「マウスピース」についての詳しい説明

以前は、ボクシングなどに限られたスポーツで使用されているイメージのあったマウスガード。
最近では、あらゆるスポーツの選手がマウスガードをして競技に臨む姿が見られます。
これは、競技中の怪我防止につながるなど、重要なアイテムとして広く認識されてきた結果と考えられます。
スポーツに限らず、口腔内に装着する器具「マウスガード」や「マウスピース」の使用でQOL(生活の質)の向上ができることがわかってきました。
マウスガードやマウスピースは歯科医院で作成することが可能です。今回は4種の装置について、歯科医師が解説します。

2022年11月5日市民タイムス掲載記事はこちら